だから、エゴを小さくしていこう

エゴを小さく

こんにちは。
前回のエゴに影響されて他人の目や評価を気にすることはないでは、エゴに従っていると孤立してしまうので、人の目を気にせず生きていこうっていうお話をしました。

今回は、エゴとは反発せず、小さくしていく方法をお伝えしていきます。
 

・だから、エゴを小さくしていこう
・ホントはエゴと決別したい
・エゴを小さくする方法
・あなたが生まれてきた意味

だから、エゴを小さくしていこう

前回まで、エゴが妄想であなたを誘導するので、どんなことも上手くいかないよってお話をしてきました。

エゴは体を持っていないので、現実世界で実験・体験ができません。
なのでいつも空想で考えたことを映画にこめて、あなたに見せ続けているんです。

そんなエゴも、あなたが小さい頃はとても大事な道しるべになってくれていました。
あなたが、
新しいこと、
変なこと、
恥をかくこと、
急激なこと
をしないように導いてくれます。
(時々エゴの言うことを全く聞かない、変な子どももいますけれども。)

なのでエゴの言うことを聞いていれば安全でした。

でも、だんだん成長するにつれ、あなたは体験して、学んでいきます。
道端から急に飛び出すと危ないとか、
ウソがバレると信用してもらえなくなるとか、
自慢ばかりすると嫌われるとか、
他人をバカにすると本当の友達はできないとか、
他人に頼るばかりしていてはいけないとか。

そこで、エゴの空想物語からは離れる時がきます。
エゴが見せる映画を、妄想として受けとめる日が。

でもあなたのまわりの人たちを見てみてください。
全然エゴから離れられていません。

いい大人になっているのに、
(さすがに道に飛び出す人はほとんどいませんが、)
ウソはつきまくり、
自慢ばかりして、
他人をバカにする人

また逆に、他人の目を気にしすぎて卑屈になってしまったり、
他人に認めてもらいたくて、しつこく付きまとう「かまってちゃん」になったり、
他人によって現れ方は様々ですが、エゴの妄想劇から抜けられない人がたくさんいるんです。

そして他人から距離を置かれたり、嫌われたりしても、自分のやっていることが原因って、全然思いません。
逆に人のせいにしたりします。
それはエゴの言うとおりにしているからです。

エゴ最大の誤算…受け身思考にだいたい書いているのですが、エゴはあなたではありません。
あなたはエゴの言うとおりにしたのに上手くいかないので、誰かのせいにしたいです。
自分がしようと思ったことじゃないから。
するとあなたは自分の中のエゴの存在を知らないので、他人のせいにしちゃったりするんです。

他人のせいにしてしまっては、自分のほうに気持ちはいかなくなります。
そしてよけいにエゴの存在に気づくことができなくなってしまうんです。
これもエゴの仕掛けた罠ですね。
エゴは気づかれないように上手に隠れています。

だからなんです。
エゴを小さくしていきたいですね。

ホントはエゴと決別したい

ホントはエゴとは決別したいんですが、エゴを完全に消したり、離れてしまうことはできません。
エゴにも役割があって、「在る」んです。

エゴはあなたを末永く存在させるためにいます。
あなたを「死」から守っているんです。

あなたを長生きさせるために、
あなたが他人にチヤホヤされて、
あなたが何もしないように、
楽に生きられるように、

しているんでしたね。

エゴってあなたに必要な存在です。
なので、決別することはできないんです。

でもエゴが大きくなりすぎたり、暴走してしまうと、困るんです。
認められたくて自慢したり、他人をバカにしたり、偉そうにしたり、卑屈になったり、「かまってちゃん」になったり。

なので、エゴを小さくしていく必要があります。
小さくして、あなたの命を守るってことだけしてくれればいい訳です。

だから、エゴをなるべく小さくして、もう大きくならないように、暴走しないようにコントロールしていきたいんです。

今までのエゴがやってることシリーズでさんざんお話ししてきましたが、エゴが暴走してしまったときの悪事は本当にひどいです。

なので、エゴには腹が立って、打ちのめしてやりたくなります。
でもそこで、エゴに対抗してしまうといけません。
正面から勢いよく戦うと、返り討ちにあいます。
何しろ、エゴってめっぽう強いんです。

エゴに対抗して、嫌って非難したりすると、エゴを注視することになります。
それではエゴは大きくなってしまいます。
エゴの得意な妄想やウソで、上手くごまかされてしまうのがオチです。

無視もいけません。
無視って、相手を選んでしゃべらないようにしたり、なかったように扱うわけです。
相手を注視しないと選べませんから、結局嫌って戦うのと同じ結果になってしまうんです。

エゴが大きくなってしまうと、あなたにかなう相手ではありません。
さらに磨きがかかった映画をやり返されて、魅了されてしまいます。
そして明日も、エゴの言うとおりにしてしまって成長せず、失敗をかさねていくことになります。

エゴを小さくする方法

エゴを小さくする方法は、
「ハッと我に返る。」という方法と、
「エゴに気づく。」という方法があります。

まずは「ハッと我に返る。」方法から。
エゴは過去と未来にしかいないですから「いまここ」に帰ってくれば、エゴの映画を中断できます。

エゴの生態その① 頭の中でずっとおしゃべりで詳しくお伝えしていますが、「ハッと我に返」れば「いまここ」に戻ってくることができます。

「ハッと我に返」って、周りを見渡してみてください。
そして可能な限り、遠くを見て観察してみてください。
現実世界にいることがわかるはずです。
宇宙までつながっている現実世界を堪能してくださいね。

そして、もう一つの「エゴに気づく。」方法。

エゴは、自分をあなただとカン違いして生きています。
この方法は、その間違いをつく方法です。

簡単な方法としては、建設的で積極的な思考をしてみるといいです。
例えば、あなたが嫌な仕事を前にして、「楽しい仕事だ!」と思ってみたり、誰かに言ってみたり。
また、あなたがバカにしている人を前に、「この人は素晴らしい!」と思ってみたり、実際に褒めてみたりしてみてください。

するとエゴは猛反論してきます。
あなたにその仕事がいかに嫌な仕事か、その人がいかにバカなのかをつづった映画をすぐに見せてきます。
面白いほどすぐです。

そこであなたは、エゴに反抗するのではなく、気づいて観察してみてください。
「エゴがなんか言ってるなあ」と、心を動かさないのがコツです。
エゴがやっきになって反論してきますが、それを無感情で眺めてみるんです。

するとエゴは、あなたの存在に気づきます。
エゴにとってあなたは自分です。
でも同じ頭の中にあなたの存在を見つけると、エゴは自分の矛盾に気づいてしまうことになります。

今までエゴはあなたや、あなたの体を自分と思って生きてきたわけですから、相当なショックだと思います。
「自分はこの体を動かしていた本人ではなかったのか?!」とがく然とするでしょう。
そしてエゴは動きを止めます。
エゴの映画は一時停止状態になるんです。

でも最初は、エゴは自分のカン違いを認めたくないので、また同じように映画を見せてくるでしょう。
そこで、同じように「エゴに気づく。」ことを何回もやれば、エゴも小さくなっていきます。
また、あなたも観察するのに慣れてきて、人生そのものを観察できるようになります。

あなたが生まれてきた意味

また急に訳の分からないことを言ってしまうのですが、スピリチュアルではとっても大事なことをお伝えします。
あなたが生まれてきた意味です。

私は自分が生まれてきた意味を知りたくて、こんなに何十年も勉強してきました。
若い頃は、「意味がわからないのに生きている意味なんてない。」と、死のうと思っていたほどです。

これがやっとわかった時、本当に「生きててよかった」と思いました。
これからも死のうなんて思わないで生きていけます。
とても幸せな気持ちです。

そして、今私が一言で答えを言っても、あなたに響くかどうかはわかりません。
あなたがそんなこと求めていないかもしれませんし、時期が合わないかもしれないからです。
エゴが自然の流れに逆らうから苦しむで詳しくお伝えしていますが、あなたにはあなたの人生があって、すべてうまくいっています。

だから、あなたはあなたの人生の中で、あなたの時間と、あなたの気持ちで生きていれば大丈夫なんです。
なので、この話が今わからなくても、ぜんぜん良いです。
あなたの人生はあなたの自由ですから。

といって、前置きが長くなってすいません。
あなたが生まれてきた意味でした。

あなたが生まれてきた意味は、
「現実世界を観察して学ぶこと。」
です。

ついでにもう一つ、
「あなたの人生の出来事はもう決まっています。」

あ~、これも言っちゃった。
(このことについてはまた後々詳しくお話ししますね。)

あなたの人生は、もう決まった人生で、もう変えられません。
また夢を壊すようなことを言ってしまいましたね。
(ごめんなさい。)

そしてあなたは決まった人生を送り、その現実を観察して学ぶために生まれてきました。
それをスピリチュアルの人たちは、「修行」と言ったりするのですが、別に修行なんかじゃないんです。
今ある出来事を観察して、現実世界がどうなっているのか学ぶわけですから。

現実世界を観察するためには、「いまここ」にいることが必要です。
そして、「いまここ」にいるためには、エゴを小さくしないといけません

エゴはあなたを、過去や未来に連れていきます。
「いまここ」から離すことしかしませんから、エゴは小さく、大人しくしていてもらわないといけないんです。
また、エゴは大きくなると「苦しみ」を生むだけですから、その意味でも小さいに越したことはありません。

今日も長い長い、変なお話にお付き合いいただき、ありがとうございました。
次回はエゴの総まとめとして、今までエゴが作ってきたあなたの記憶や言葉のイメージを書き換える話をしたいと思います。
ではまた。

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