エゴの野望その④ 他人をバカにしていばる

arrogant

こんにちは。
前回のエゴの野望その③ なんでも手に入れたいでは、エゴが何でも欲しくて、あげく暴走しちゃうってお話でした。

今回は、エゴが他人をバカにして、いばって、差別するってお話です。
エゴは差別意識のカタマリですから、仲良くなると大変なことになります。
 

・上の立場でいたい気持ちが暴走する
・そして差別意識を出してしまう
・やっぱ計算できてないので、反対になっちゃう
・いばったら嫌われるし浅さがバレる

上の立場でいたい気持ちが暴走する

前にエゴの野望その① 特別扱いしてほしいでも触れていますが、エゴは誰よりも「上」の立場でいたいです。

エゴの思想って、何でも「上下」「優劣」で判断します。
そしてその場では、「上」「優」の扱いをしてほしいんです。

最初は特別扱いを待っているんですが、大人になってくるとそうはいきません。
だんだん褒められたりしなくなってきます。
子どもの頃はよく褒められたのに・・・。

エゴは昔の思い出を引っぱり出してきて、感傷にふけります。
「あ~。エゴちゃんできたね~。」
「エゴちゃん、かしこいね~。すごいね~。」

思い出は事実ではありません。
甘い脚色をほどこされています。

エゴは子どものころ親や周囲の人がしてくれていた扱いで、一生、生きて行きたいんです。(それも事実以上の脚色付きの。)
一生まったく成長せず、ずっと子どものままでいたいんです。

でも現実は違います。
体は成長して大きくなってくるのに、ずっと特別扱いなんてしてもらえません。
その時エゴはどうするか。
積極的に態度に出し始めます。

他人をバカにするんです。

自分はぜんぜん上じゃないのに、上の立場でいたい。
エゴに残された方法は一つしかありません。
相手を下げることです。
相手をバカにして下げると、自分が上のように感じるんです。

エゴはこのマジックを使って、自分を上だと思い込みます。
そしてこのマジックを離せなくなってしまって、他人をバカにしまくるんです。
自分より下・劣だと思った人をバカにするのが、だんだん当たり前になります。

前回のエゴの野望その③ なんでも手に入れたいでお話ししたように、エゴはもっともっと欲しくなって暴走してしまいます。
「上」「優」でいたい気持ちが暴走するんです。

他人をバカにするのが普通になってくると、もっともっと「上」「優」でいたいです。
特別扱いしてほしくて、その気持ちを隠すことができません。
そして今度は、いばるようになります。

そして差別意識を出してしまう

周りを観察してみると、いばる人って結構いるんです。
あなたの周りにも結構いるでしょ?
いますよね~。

自分の意見を、さも素晴らしいことのように言う人がいます。
それはその集団の中での1意見なんですが、何だか特別な意見ように、絶対の正解のように言いますね。
そして意見が通ると自分に酔い、意見が通らないと文句たらたらです。

また、いばるおじさん・おばさんってどこにでもいます。
私は前に役所にいたので、よく見てました。
『特別扱いしないとお前をクビにする権限くらいあるぞ!』とでも言いたげなおじさん・おばさんです。

そんな、暴走しているエゴですが、まだまだ暴走は続きます。
いばってもいばっても、エゴは満足することがありません。
そして・・・。

差別意識を隠すことができなくなってしまいます。

ホントは差別意識のある人でも、それを言ってはいけないことくらいわかってるんです。
(ホントにわかってない人もたまにいますね。)
でも、自分のいばりたい気持ちと、現実の差がどうしても埋められません。

もうどうしても、相手を下に見て、さげすみたいんです。
絶対的に上でいたくてしかたない。
それを表現したくてしかたない。
エゴに支配され、暴走してしまったなれの果てです。

「上下」「優劣」は目に見えるもので、何かで競争すれば順位がつきます。
なので、上・優は相手と色々なことを比較すれば、すぐ出てきます。
どんなことでも競争できますから。

でも差別となると、少し性質が違ってきますね。
差別とは、比べようのないものまで持ち出して、相手を下としてさげすむ意味が出てきます。
相手の生まれ持った性質まで下に見ますから、理由なんてありません。
もうむちゃくちゃです。

やっぱ計算できてないので、反対になっちゃう

エゴの野望シリーズになってから、毎回なのですが、やっぱりエゴは算数できません。
エゴのシュミレーションって、主観だけで見てるので、ゼッタイ計算が合わないんです。
エゴっていつまでもアホなんです。

もともと宇宙に「上下」「優劣」なんてありません。
(また変なこと言いだしてごめんなさい。)

前に上下関係は人間の最高の発明?だから本気にしないでよでお伝えしたとおり、上下関係は人間が発明したシステムです。
上下関係があった方が、組織の運営や仕事がスムーズになるのでこのシステムを使っているだけです。

また「優劣」も、何か競争したら順位が付きますが、それはその項目1個だけのことです。
(例えば「足が速い」とか、「愛嬌ある」とか、「雑巾がけが速い」とかetc。)
それで人間全体の「上下」「優劣」なんて決められません。

エゴは、数えきれない項目の中からちょっとだけ相手より上のものを選んで、勝った気になっています。
そしてエゴは自分の持ち物なども全部自分と思っています。
自分の家や車やブランド品を持っているからと言って、勝った気になってるんです。
くだらないですね~。

また、生まれ持ってきたものなんてなおさらですね。
勝ち負け関係ないものまで戦わすなんて、くだらな過ぎますよね。
勝ち負けが決まらないのものに、プラスだマイナスだと言ってみても、最初っからゼロなものはゼロです。

エゴはこの計算ができないんです。
ゼロとゼロのものは戦わせても勝敗つきませんし、足しても引いても掛けても割ってもゼロはゼロなんです。
またまたエゴは、残念な結果に終わってしまいました。

そして、ゼロなものをゼロでないと表現したものには、「つけ」が返ってくることになるんです。
エゴの計算は、またもや反対になってしまう運命です。

ところであなたは、バカにしたりいばったり差別したりする人と、楽しく付き合えると思いますか?

ここで「Yes!」って人はいないと思います。
エゴも最初はみんなに好かれて、楽しく幸せに暮らしたかったはずなんですけど。
なぜか反対になってしまいました。

いばったら嫌われるし浅さがバレる

みごと最初の意図と反対の結果になってしまったエゴですが、もう少し別の誤算もしているんです。
何かっていうと・・・。

他人が特別扱いしたり、優しくするのって、言われてするもんじゃないんです。
ましてや強制されてすることでもありません。
そしてエゴも実は、そういう自然な特別扱いや、優しさを望んでいます。

でも、最初に自分からバカにしたり、いばったり、差別したりするとそれが台無しになります。
周りの人からは腫れ物を扱うようにされ、気を使われるようになります。
そして、「上」から見た負の見返りも秘かに発生します。

逆に浅さがバレてしまって、陰でバカにされるようになるんです。

バカにしたり、いばったり、差別するような人を、だれも尊敬しません。
誰も本気でついて行きませんし、距離を置くようになるでしょう。

引き寄せ難民の皆様へでもお話ししたんですが、宇宙の法則は「出したものが返ってくる」です。
絶対に出すのが先で、返ってくるのが後です。
バカにしたらバカにされますし、
いばればいばられますし、
差別したら差別が返ってくるんです。

エゴはされたいことを先に言ってしまって、強要する形になってしまいました。
エゴはいつも計算と順番を間違えます。
なのでエゴが好かれる日は残念ながらこないんです。

ちょっとエゴがかわいそうになってきましたね。

今日も長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。
次回は今までのエゴの性質とは反対のような話ですが根本はけっきょく一緒な話をします。

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