エゴの野望その① 特別扱いしてほしい

こんにちは。
前回の、エゴの生態その⑥ 過去と未来にしかいないまで、エゴの生態について掘り下げてきました。
エゴは、身の周りのことを何でも自分のことだと思い込み、表面的なことだけで、良いとか悪いとか勝手に判断したことを、あなたの中でおしゃべりして、現状維持をさせるように仕向けています。

エゴが何をやっているのかだんだん解ってきたと思います。
なので今回からは、いったいエゴはなんで面倒な映画をあなたに見せているのか?
エゴは結局どうしたいのか?について、お話ししていきます。
 

・エゴはいつも特別扱いしてほしい
・エゴは算数できない?
・計算が合わないので、無理やりあるふりする
・持っているものはいつか無くなる

エゴはいつも特別扱いしてほしい

エゴはいつも周りの人より、「上」の立場でいたいです。
エゴはいつも周りの人より、頭が良かったり、仕事ができたり、カッコよかったり、強かったり、意見が通ったりなどなど、上の立場でいたいんです。

また、誰にでも上の立場として扱ってほしいです。
話す相手にも、自分を立ててほしいです。
相手が目上だろうが上司だろうが、親だろうが誰にもです。

あなたの周りでも、大人なのに、
「自慢ばなしを勝手にはじめて、ほめられるまで待ってるヤツ」とか、
「仕事の会議で、自分の意見がとおるまで話し続けるおっさん」とか、
「趣味のサークルなのに、先生のように扱わないと機嫌がワルくなるおねえさま(初老)」とか、
「PTAの集まりでふんぞり返って座り、会長に推してほしいのがバレバレな人」などなど。

いますよね~!!
エゴ満載で手におえません。
そういう人にはなるべく近づかないほうがいいですね。
あまり関わらず、そっとしておきましょう。

エゴは算数できない?

エゴは算数できないんです。
アホですから。
それも足し算と引き算ができないんです。

どういうことかと言うとですね…。
例えばあなたが超高級ホテルに泊まると、「特別扱い」してもらえますね。
ホテルマンや女将やメイドがかしづいてくれます。

また例えば、あなたが仕事で成果をあげると、「特別扱い」してもらえますね。
上司や同僚にほめられたり、一目置かれたり。
業績を上げつづけると、早く出世したり、給料が増えたりします。

そして例えば、あなたが小学生で、親や親せき一同が日本人なのに英検1級取ったとしましょう。
やっぱり「特別扱い」してもらえますね。
地域の人たちからは、「神童」扱いされたり、日本中の学校や英語塾から視察にくるかもしれませんね。

というわけで、特別扱いの例をあげてみました。
あなたもその共通点に、何か気づきましたよね。

特別扱いされる人って、何か特別なものを持ってるんです。
お金とか、才能とか、美とか・・・。

それをエゴは何も持っていないのに、特別扱いの部分だけほしいと言うんです。
自分にプラスのものを何も持っていないのに、プラスだけほしいと願ってるんです。

算数できないですね~。

そして特別扱いは、実はプラスではありません。
プラスマイナスゼロです。
それは、嫉妬されるから。
(嫉妬もエゴがするので、エゴVS.エゴですね。)

嫉妬ってひどい時は殺人事件にまでも発展する、恐ろしい感情です。
嫉妬されて足を引っ張られると、とても面倒です。
今まで築きあげてきたものを壊されるリスクって、むっちゃ大きいです。

お金持ちは、いつもお金を盗まれたり、詐欺にあうリスクと隣り合わせです。
仕事で出世しても、嫉妬されて上司や会社にヘンな入れ知恵をされ、引きずりおろされるリスクがあります。
また、頭の良い子はいじめられる可能性や、親までママ友たちに敬遠されるリスクをはらんでいます。

でもエゴは表面でしか判断できませんから、特別扱いのウラにひそむ、マイナス面は見えません。

でも実は、スピリチュアル的に言うと、事実って「在る」だけですから、プラスもマイナスもありません。
事実に良い面を見いだすとすると、とうぜん反対側には悪い面が見えることになります。
なので良い面が抜きんでていると、同じ量だけ、悪い面も抜きんでることになります。

でもエゴは、表面に見える、派手な、良さそうな部分しか見えません。
なので、特別扱いのウラには同じ量のマイナス部分があるのに、表面だけ見てうらやましがります。

エゴはプラスマイナスゼロのものを見て、うらやましがって無いものねだりをしているってことなんです。
エゴってホントに算数できないですね。

計算が合わないので、無理やりあるふりする

エゴは計算が合わないうえに、エゴ自体でマイナスになってしまっています。
エゴにほんろうされている人は、エゴの映画を見てばかりいるので、周りがよく見えていません。
エゴの生態その⑥ 過去と未来にしかいないでも説明していますが、いつも妄想に取りつかれていては、現実世界(今)で力を発揮できません。

ということは、エゴの強い人って、たいてい無能なんです。
仕事とかで、エゴが強いのに「できる人」とされている不思議な人もいます。
でもよく観察してみてください。
力でゴリ押しして、むりやり意見を通しているだけですから。
エゴが強いと、みんなの意見を反映させて納得できるような結論を導き出すことはできないんです。

そしてエゴは、エゴの生態その③ 外見だけで判断するにあるように、外見や持ち物などの表面的な部分だけでしか判断できません。
広い視野はありませんから、その場で強引に特別扱いされようとします。
その場の小さいコミュニティーの中だけで特別扱いされたらいいんです。

あとさきを考えて、「今は大人しくしておこう。」なんて長期的な判断はできません。
その場その場で、せつな的に「上」っぽく扱ってほしいだけなんです。

なのでエゴは、その場で「上」の立場になるべく、話を自分のほうに持っていこうとか、派手にふるまったり必死なのですが、なんせ何も持っていないので、願いが叶わないことのほうが多いです。
そこでエゴは、決死の作戦を実行するんです。
何をするかっていうと…。

エゴは、何も持っていないのに、「持っているふり」を始めるんです。

「見栄を張る」とか、
「ウソをつく」とか、
「いばる」とか、
「他人をバカにする」とかって、全部エゴがやっていることなんです。
醜いです。

「持っているふり」はいつかバレます。
周りにいる人も、バカじゃないですから。
「持っているふり」をしている人は、だんだんと距離を置かれるようになっていきます。

持っているものはいつか無くなる

エゴは一生懸命ないものをあるっぽくふるまって、ついにはウソをついて気を引こうとするようになります。
ウソをつくと、事実と合わなくなり、つじつまを合わせるために、またウソを重ねることになります。
ウソにウソを重ね、何がホントなのかウソなのかわからなくなり、自分の妄想でできた自分で生きる。
こうなっては、もはや「誰の人生」なのか…。

ウソの自分、
ウソの人格、
ウソの言動、
ウソの実績、
ウソの評価、
ウソの交友関係、
ウソの親友、
ウソの愛、
ウソの・・・。

「ウ」と「ソ」のゲシュタルトが崩壊してきました。
(よく変なことを言いだしますが、気にしないでね。)

こうやって、ウソの人生を生きることを決めたエゴですが、大きな誤算をしているんです。

上の例であるような、「お金」だったり、「才能」だったり、「美」だったりは、長くは続かず、いつかは無くなるものですね。
それにエゴは気づいていません。

お金は使えばなくなります。
才能があっても、年齢によって力が発揮できなくなったり、プロになれば才能がある人はゴロゴロいますから、努力をおこたると枯れてしまいがちです。
美なんて、わかりやすいですね。
時とともに薄れていくのは、当たり前のことです。

エゴは自分のウソの、「持っているもの」に執着しているので、持ち続けなければいけません。
でも、一生持ち続けることって、有りえないことですから、またつじつまが合わなくなってくるんです。
今度は、引き際がわからなくて、困ります。

その時エゴはどうするか。

一生、ウソをつき続けることになります。
もうすでに、距離を置かれているのに、一生ウソをつき続けて、さらに距離を置かれるという「らせん」におちいってしまいます。

こんな人生、あなたは耐えられるでしょうか?
私は途中まではこんな人生を送っていましたが、方向転換することができました。
何でも勉強して、経験して、いろいろな人と交流する、あなたの意志と覚悟があれば、いつでも野性の(本当の)人生に帰ってこれます。
こんなへんなブログを最後まで読んでくださっているあなたなら、大丈夫でしょう。
楽しみですね。

今日も、長い長い文章を読んでくださり、ありがとうございました。
次回は、また同じようなテーマでお送りします。
ではまた次回で。

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