あなたの中に宇宙がひとつある

y_uni

こんにちは。
前回のあなたは何者でもない…執着心から自由になるでは、「執着心」もエゴの暴走の一つなので、捨てることができるっていうお話でした。

今日は宇宙の概念のつづきで、あなたの中に宇宙がひとつあるから感じてみて!みて!って話です。
(もうすでにレイラがノリノリでウザい!)
 

・あなたの中に宇宙がひとつある
・あなたと私の宇宙は全く違う…かもしれない
・現実世界ってなんでこんな事になってるの?

あなたの中に宇宙がひとつある

今日も前々回のあなたが宇宙なんだって話(当然私も)と同じように、宇宙の話をします。
前々回の宇宙は、宇宙側から見たあなたの話でしたね。
あなたは宇宙の一部であり、境目を決めたり、名前で区別しなければ、変化する宇宙そのものなんだって話でした。

今日はその反対からで、あなたの意識から出発した宇宙について、お話ししようと思います。

ここでちょっと、今までのおさらいをしてみますね。
野性の(本当の)あなたは、あなたの身体や持ち物ではなく、あなたの頭の奥底にある「意識」です。
その意識は、現実世界では、エゴが個別に分けてしまっています。
なのであなたはあなたをひとりの個人のように思っているのですが、実は、全員「ひとつの意識」です。
スピリチュアルではよく言われる、「ワンネス」なんです。

そして、あなたの「意識」は世界を観察しています。
あなたの目や耳などの五感を使って。
あなたはあなたの身体を使って、この現実世界を体験する役目を持ってきているんでした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

では、想像してみてください。
あなたは今、この世界を観察している「意識」です。
そして見渡す限り、地上のいろいろなもの、空には雲や、青い空を観察できるんです。
(実際の空が曇ってても、気にしちゃダメだよ。想像だから。)

そして地球を離れ、空へ飛び立ちましょう。
大気圏を超えて、もう暗く暗くなっていきます。
あなたの視点もとても大きくなって、転々と星が見えます。
どうでしょうか?
宇宙を実感できたでしょうか?

宇宙を実感できたら、ちょっと想像をストップしてみてください。
あなたの頭の中には、果てしなく宇宙が広がっています。
あなたの頭の中に、ひとつ宇宙がある状態ですね。
あなたの中に、宇宙があることが実感できたのではないかと思います。

ではここで、想像の世界で地上に戻ってみてください。
地上に戻ると、なんだか生きづらい現実世界が広がっていますね。
あれ?
なんだかおかしくないですか?

空の上の宇宙空間にいる時と、地上に戻って現実世界にいる時、何か気分が違うように感じたかもしれませんが、この現実世界も、宇宙の一部であり、宇宙そのものです。
どちらも同じ宇宙なんです。

目を開ければ、現実世界の宇宙が広がっています。
そして目を閉じても、あなたの中には現実世界の宇宙が広がっているんです。

ちょっと不思議な気持ちになりません?
(ならなくても大丈夫ですよ。)

現実世界も宇宙の一部であり、
あなたの中にも宇宙が広がっています。
そして、私の中にも宇宙は広がっています。
宇宙は、世界中すべての人の中に広がっているんです。

私は人間のことしかわかりませんが、猫とかの動物や、昆虫とかの中にも宇宙は広がっています。
宇宙って、この世界にはチョーいっぱい在るってことになります。
ちょっと数えるのは難しいくらいの量ですね。
まさにパラレルワールドです。

あなたと私の宇宙は全く違う…かもしれない

突然ですが、あなたの見ている「青色」は、他の人が見ている「青色」と同じ色なのでしょうか?

私は大学時代に心理学研究室の先生がこう言っているのを聞いた時、軽いショックを受けました。
実は、私が「青色」と思っている色と、あなたが見ている色が同じ色だなんて証明できないんです。
もしかすると、私が「青色」だと思っている色は、あなたの「赤色」と思っている色かもしれませんし、あなたの「黄色」と思っている色かもしれません。

ただみんなの共通事項として、「青色」と呼んでいるだけなんです。
私はあなたの脳の中をのぞけないし、あなたも私の脳の中を見ることはできません。
誰もあなたが何を見ているのか、何を考えているのか、完全にわかることはないんです。

そしてこの前提で、お互いにわかり合おうと思ったらどうします?

お互いがわかり合うには、「言葉」を使うしかありません。
言葉を使って、相手が何をどう感じているのか、何を考えているのか、情報を交換するしかないわけです。
でも、同じ言葉を使ってんのになぜかかみ合わない人っているよねでお伝えしたように、言葉って、その人のイメージがついています。
ひとつひとつの言葉に。

ちなみに日本語を90%理解するのに必要な言葉のかずは、だいたい10000語と言われてますね。
(日本語は特に多いんですが…。)
なので、日本人の普通の大人同士であれば、10000パターンの言葉のイメージが千差万別のニュアンスで存在するってことです。

完全に一致するなんてありえません。
これも途方もない量なんです。

現実世界ってなんでこんな事になってるの?

言葉で想像しただけでも途方もない量のパターンがあることを実感していただけたと思います。
実感があるならわかると思うのですが、あなたの頭の中で展開されている宇宙って、言葉だけじゃないですよね。

たいていは映像で、果てしない宇宙が広がっているはずです。
言葉はそのほんの一部なはずです。

私たちの中には、そんな果てしない宇宙が広がっているのに、お互いがわかり合える方法って「言葉」だけなんですよね。
むっちゃショボいです。
(「言葉」を使わないで、絵や映像や音楽などで伝えたりもするのですが、「言葉」が手っ取り早いです。
ちなみに、相手に自分を伝える方法って、アートと言われるんです。おもしろいですね。)

私たちはひとりひとり果てしない宇宙を持っているのに、それを伝える時、むちゃショボいやり方しか持っていないとは。
現実世界の限界を感じますね。

なんでこんな現実世界に来てしまったんでしょう。

その答えは?

ジャジャーン!

そんな、しばりだらけの現実世界を体験するためで~す!
基本、私たちってM体質なんです。
(レイラは変なことばかり言う体質です。)

現実世界に来る前、私たちが「ワンネス」だったころ、私たち宇宙の意識はひとつでした。
なので、伝えなくてもわかったんです。
ひとつだから。

でもひとつの意識は、分かれてみたかったんです。
そしてショッボいやり方でしか伝えられない現実世界を、体験したかったんです。
というわけで、宇宙は現実世界を作り、ひとつの意識をたくさんに分けて、エゴに境目を守らせているわけなんです。

ここでエゴの本当の役割が明らかになりましたね。
このサイトではボロッカスな扱いのエゴですが、実は、宇宙(とかワンネスとかひとつの意識とか)の遊びの管理人なんです。
とても大事な役目を任されているんですね。

今日も長い長いお話にお付き合いくださり、ありがとうございます。
次回も、宇宙の続きで、「空」の本質にせまってみたいと思います。

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