この世にひとつとはどういうことか?…「空」の本当の意味

kuu

こんにちは。
前回のあなたの中に宇宙がひとつあるでは、あなたの中には宇宙があって、この現実世界には宇宙がたくさんあるってお話をしました。

今日はその続きで、もともとひとつの意識だった私たちが何をやっているのかってお話をします。
 

・この世にひとつとはどういうことか?…「空」の本当の意味
・そして、たくさんに分かれた
・そしてあなたはどうする?

この世にひとつとはどういうことか?…「空」の本当の意味

少し、前回のおさらいをさせてくださいね。
私たち「ひとつの意識」は宇宙そのものなわけですが、宇宙そのものの私たちは、ひとつをやめてみたくなったんです。
そして、「ひとつの意識」をたくさんに分けてしまいました。

私たちは宇宙そのものなわけですから、宇宙がいっぱいできちゃいました。
パラレルワールドになったんです。
そして、その境目をエゴに守らせ、名前をつけて個別化しました。
また、「言葉」というショボいやり方でしか、お互いの想いを伝えられないようにしちゃったんです。

と、おさらいはここまでにして、今日は、なんで宇宙はひとつをやめたくなったのか?ってお話です。

今日もちょっと想像してみてくださいね。
元々の宇宙を想像してみましょう。

あなたはこの世界にひとりです。
あなたはただの意識で、身体はありません。
地球もないし、宇宙もありません。

真っ暗な中に、あなたの意識がひとりぽつんといるとします。
元々の宇宙はそんな存在でした。

何も見えません。
私たちも、自分の目を見ることはできませんよね。
(この時の元々の宇宙は「点」ですから、そもそも目もないわけですが。)
本当にあなたの意識以外、何もありません。

どうでしょうか?
想像できたでしょうか?

「私だよ!」って表現しても、他に何もないので届きません。
そもそも「私」という概念もありません。
ただ「在る」だけの存在です。

でもこの状態って、「在る」と言えるのでしょうか?
何も比較するものがない、誰も認めてくれない存在です。

これって「無い」も同じじゃないですか?

この世にひとつしかない時、「在る」と「無い」は一緒なんです。
1=0が成り立つということなんです。
とても不思議な感じがします。

ちなみに仏陀の言った「空」っていうのは、この概念です。
「空」は何も無いってことではありません。
私たちはみんなひとつなので、「在る」も「無い」も一緒ってことなんです。

私たちの意識はひとつなので、ホントは「在る」けれど、「在る」のかわからない。
「在る」も「無い」も判断するには、何か別のものが必要だったわけです。

そして、たくさんに分かれた

そして宇宙は、「在る」を確認するため、トンデモない数に分かれたんです。
ビッグバンです。

トンデモない数に分かれた後、エゴはその境目の監視を任されました。
だからエゴは、
物を自分個人の物だと思ったり、
認められたがったり、
比較して上下を競い合ったり、
プライドを高くして他人を突き放したりして、
孤独になっていく道を歩みたがる
んですね。

エゴは、この世のものを分ける働きをしているので、どうしてもこうなっちゃうんですよね。

宇宙は、ひとつの意識から、自分が「在る」ことを感じたくて分かれました。
世界中の人、動物、物、何でもなんですが、みんな同じひとつの意識なんです。
あなたも私も同じです。

あなたは世界をとおして、あなたを確認しているし、
私はあなたや世界をとおして、私を確認しているんです。
私もあなたもあなたの周りの人も、みんなあなたなんです。

この世に生まれてきたあなたは、もうすでにエゴの監視下に置かれているので忘れちゃってますが、元々はみんなひとつでした。
仏陀もあなたと同じように、エゴの監視下で生まれてきましたから忘れちゃってたんですが、思い出したんです。
私たちはそれを「悟り」と呼んでいます。
(でも仏陀はたぶんこれだけじゃなく、もっと多くのことを悟ったと思いますよ。)

そしてあなたはどうする?

これを、日ごろの状況に当てはめてみると、面白いですよ。
あなたは、
あなた同士で、あいさつし、
あなた同士で、競い合い、
あなた同士で、認め合い、
あなた同士で、傷つけ合い、
あなた同士で、いじめ合い
などなど毎日しているわけです。
(変でしょう~!?)

でも今日あなたは、宇宙が何をしたくてあなたや私に分かれたのか解ったわけです。
あなたはこれからどうします?
また明日も、エゴの言うとおり、周りの人と上下を競い合って、他人をバカにしたりします?

あなたが明日からどうするかは、あなたの自由です。
まだまだエゴと共に他人の足を引っぱったり、カッコつけたり、差別したっていいんです。
それでもこんなこと言われてまだまだエゴと仲良しを続ける人はいないでしょう。
エゴは罠をしかけてくるので、それから抜けられない人ならいるかもしれませんが。

で、どうしたら良いかってことですね。
それは、ひとつの意識として行動することです。
ちょっとわかりにくいですね。

エゴは、世界を分けようとしてきます。
なので、反対と言えば、「一緒になるように行動する」ってことですね。
協力し、仲良くし、認め合い、褒め合う。
どんな人間関係もです。
ひとつの意識は、「在る」を確認したくて分かれたわけですから、違うお互いを認め合えればいいわけです。

でも、エゴの強い人には気を付けてくださいね。
エゴの強い人は個別になろうと努力します。
ということは、他人と上下を競い、バカにしてきます。

それはエゴのやっていることなんで気にしなくていいですが、波長が合わなくて気分が悪くなったりすることがあります。
また、エゴの強い人は野性の(本当の)自分を現わしてきません
エゴとしゃべるのは時間の無駄なので、なるべく付き合わないようにした方がいいです。

この世界は、多くがエゴの作っている世界なので、殺伐としています。
だから苦しいんです。

でも、ワンネスだった、ひとつの意識に戻るように心がけると、ゆっくり幸せに近づきます。
相手をちょっと認めるだけで、あなたの人気はごぼう抜きで上がりますよ。
すると、あなたを認めてくれるような人が集まってきます。
お互いの違いを認め合って、得意な人が得意なことをやって、助け合う世界です。
もう桃源郷です。

今日も長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。
次回は、現実は幻想かもしれないってお話をします。

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