同じ言葉を使ってんのになぜかかみ合わない人っているよね


私は日本語を使っています。
また、レイラのブログを読んでくださっているあなたは、日本語を理解できます。
さてあなたは、「同じ言葉を使っているのに、この人とは話が合わないな~」と思ったことはありませんか?
それってなぜなんでしょう?
今日は、その理由について、探っていきましょう。
 

①ある日の話の合わない人との会話。
②なんでこんなに話が合わないんだろう?
③わかった!言葉についているイメージが違うんだ。
④自分と自分以外の人とは、100%わかり合えることはない。

①ある日の話の合わない人との会話。

ある会社でのある日の出来事。
5時半になって、もう帰ろうとする経理係係長のBさんに、営業係係長のAさんが話しかけます。
話題の主は、庶務係係長のCさんです。

Aさん「Bさん、隣の係のCさんはいつも残業しているね。」
Bさん「そうだね、いつもしているんだ。」
Aさん「Cさんの係員はみんな帰ってしまうのに、いつもCさんだけ残っているね。」
Bさん「そうなんだよ。毎日だ。」
Aさん「では、Cさんの今年の評価が気になるね。」
Bさん「そのことだよ。どうなることやら。」
Aさん「いやぁ、楽しみだなあ。」
Bさん「えっ?楽しみ?Aさん、きみってそんな人間だったのか?」
Aさん「えっ?どういう人間だ?Bさんは楽しみじゃないのか?」
Bさん「えっ?楽しみだなんて。Aさんはいじわるだなあ。」
Aさん「えっ?いじわるだって?心外だなあ。」
Bさん「えっ?アッ、わかった。きみの方が評価が上がるかもしれないって思っているのか?」
Aさん「えっ?僕は関係ないよ。なんで僕の評価が関係あるんだ?」
Bさん「えっ?Aさん、きみにゲンメツだよ。」
Aさん「えっ?なんだよ。今僕はゲンメツされるようなこと言ったのか?」
Bさん「ああ、ゲンメツだよ。Cさんを仲間と思っていないのかい?」
Aさん「えっ?僕はCさんを大切な仲間だって思っているよ。」
Bさん「えっ?だったらなんでCさんの不幸を楽しみだなんて言うんだ?」
Aさん「えっ?誰も不幸だなんて言ってないだろ?」

・・・永遠に続く・・・

②なんでこんなに話が合わないんだろう?

AさんとBさんは、ケンカになってしまいました。
それも、自分たちのことではなく、関係ないCさんのことで。
このAさんとBさんのケンカに、Cさんは何の関係もありません。

では、AさんとBさんはなんでケンカになっちゃったんでしょう。
Aさんは、「残業しているCさんの評価が楽しみだ。」って言っています。
対するBさんは、「そんなAさんはいじわるだ。」って言っていますね。

でも、AさんはCさんの評価が下がることを、いじわるで楽しみって言ってるわけではないですね。
Cさんの評価は上がると思っていて、楽しみだと言っています。
反対にBさんはCさんの評価が下がるだろうから、それを楽しみだって言うAさんを「いじわるだ。」って言っているんです。

そうなんです。
Aさんは、「残業する人は頑張りやさんで素晴らしい人」っていう考え方をしていて、
Bさんは、「残業する人は勤務時間内で仕事を終わらせられない無能な人」っていう考え方をしているんです。

③わかった!言葉についているイメージが違うんだ。

AさんとBさんは何が違っているか?というと、「残業への言葉のイメージ」がまったく違うんですね。
残業へのイメージが違うだけで、こんなにかみ合わない話になってしまいます。

たいていかみ合わない時って、「言葉のイメージ」が違う時なんです。
でも普段、お互いの「言葉のイメージ」を確認しあうことなんてしないですよね。

普通、AさんはBさんに話しかけるとき、
「Bさん、僕は残業っていう言葉に、『頑張りやさんで素晴らしい人』っていうイメージがあるんだけど、隣の係のCさんはいつも残業しているね。」
なんて言って話しかけないですよね。

「言葉のイメージ」の確認はしないまま、話を続けることになります。
かみ合わないことがわかっても、「言葉のイメージ」を確認する習慣がないので、ずっとかみ合わないままです。
それでけんかになってしまったり、かみ合わない人を嫌いになってしまったりするんですね。

④自分と自分以外の人とは、100%わかり合えることはない。

人は、今まで見聞きしたことや経験から、その人の考え方を作ります。
そして、その考え方から、言葉をイメージするんです。
それぞれの見聞きしてきたことや経験は、全員違います。
同じになることはありません。

例えば、

「愛し合うゾウ」

という言葉を聞いて、あなたはどんな映像を思い浮かべるでしょう?
ゾウが2体の人もいれば、ゾウがいっぱい頭に浮かぶ人もいます。
人に言えないような光景が、頭の中に広がっている人もいるはずです。

もしかすると、映像でない人もいるかもしれません。
「ゾウ」っていう字を思い浮かべる人もいますよね。
私の頭の中の映像は、イラスト調でゾウが人間のようにハグしている姿です。

このように、言葉ひとつひとつにイメージがあって、それぞれ全員違います
そして、言葉ってたくさんありますから、それがぴったり合う人なんていないんです。
なので、相手の気持ちを100%わかってあげようなんて、絶対できないんです。

もしかすると、ここまで見てくださって、ちょっとさみしく、つらくなった人もいるかもしれませんね。
「人って絶対わかり合えないんだ~。」って、ガッカリした人もいるかもしれません。
でもちょっと待ってくださいね。

自分と自分以外の人と、100%分かり合えることはありません。
でも、だから、人って、わかり合えないから、話して、わかり合おうとするんです。
だから、好きな人と、いっぱい話すんです。
わかり合う努力をするんです。

あなたは好きな人といっぱい話してますか?

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