エゴとの共依存が続くとうつになる?!

エゴとうつ

こんにちは。
前回のエゴとあなたの共依存では、エゴの罠についてお話ししました。
エゴの言うとおりにばっかしていると楽なので、そのうち思考停止になってしまいます。

今日は、あなたがエゴと共依存関係を続ける道は、うつへの道だよってお話です。
 

・エゴとの共依存が続くとうつになる?!
・頑張らせる・頑張るエゴ
・「頑張る」っていう言葉って?
・エゴと頑張ったのに…うつ

エゴとの共依存が続くとうつになる?!

エゴとあなたが落ちていく先は、うつです。

なんで「生きづらい」のか、ざっくりと説明するよでお話しした、生きづらくなっていく過程なんですが、この話はうつになっていく過程でもあります。
うつになる方たちはいろいろな理由でうつになっていきますが、大筋はだいたい同じです。
今日はエゴとあなたの共依存という側面から、うつへの過程を見てみます。

あなたが子どもの頃を思い出してみてください。
あなたが子どもの頃、じつはエゴはとっても役に立つ存在でした。

このサイトの中ではボロカスに言われているエゴですが、子どもの時期には、とても安全な道しるべになってくれます。
なにせ、エゴは何もしないで長生きできる道を目指してますから、子どもにとっては安全なんです。

エゴはあなたに映画を見せて不安がらせたり、罪悪感を育てたりします。
危ないことをしないように、
新しいことをしないように、
ドキドキしないように
誘導してくれるんです。
なので私たちも、エゴにはお世話になっている時期がありました。

でも私たちはだんだん成長して、判断力がついてきます。
もう道のそばで走り出したりしないし、畑を掘り返したりしないし、無防備に冬山探索したりしないんです。
人に気をつかうこともできるし、自慢したら嫌われるってわかるし、他人を喜ばせる楽しみも経験したはずです。

そこで、エゴとの関係を改めないといけない日が来るんです。
エゴに判断してもらわなくても、自分で決めることができる時です。

なのに、子どもの頃からのエゴの洗脳から、抜け出せない人がたくさんいるんです。
私もそうでしたし、こんな変なサイトを読んでくださっているあなたもそうだと思います。

大人になるにつれ、エゴから自立していくのではなく、エゴの洗脳があなたをがんじがらめに縛っていきます。
エゴの価値観で頑張りすぎて、消耗していきます。
そして報われなくて落ち込み、劣等感を育てていくっていう悪循環におちいってしまうんです。

頑張らせる・頑張るエゴ

小さい頃から、あなたも何か頑張らされたのではないでしょうか?
保育園や幼稚園、小学校とかの集団に入ったとき、なぜか競争させられますよね。
集団の中に埋もれないで、なにか成績をおさめたり、個性を発揮しなくちゃいけないって思想が根底にあります。

なにか抜きん出るように仕向けられるんです。
そして親や学校の先生やなどに「がんばろうね!」って言われて、子どもは「がんばるぅ!」って言って、やみくもに頑張っちゃったりするわけです。

今までのエゴって何?シリーズでさんざんお話ししてきたように、
「頑張っているのをみんなに見せて評価してもらわなければいけない。」って思っているのはエゴですね。
良いか悪いかを判断するのはいつもエゴです。
親や学校の先生もエゴの価値観で話しますから、「頑張るのはとても良いこと」ですね。
そしてやみくもに頑張らせちゃったりするんです。

ちなみに私は、頑張ることはいけないと言いたいのではありません。
良いか悪いか判断するのは、エゴのすることですから。
頑張ること自体は、その人の意識の中にあるもので、良いか悪いかなんて決めることではありません。

「頑張る」っていう言葉って?

ここで突然ですが、「頑張る」って言葉の意味を考えてみます。
あなたは今、この記事を読むのに「頑張って」ますか?
どんな時に「頑張り」ますか?
ちなみに私はこの記事を書くのに「頑張って」はいません。

なんかよくわかりませんね。
「頑張る」って言葉。
辞書で調べてみると、
「くじけず、やり抜こうとする。」とか、
「我慢して努力する。」とか、
「自分の意思を突き通そうとする。」とか書いてあります。

「我慢する」と、「自分(我)を突き通す」ってことは反対の意味にもなるし、でも共通しているのは「難しいことを前に、力を込めてやる」みたいなことでしょうか。

そうだとしてもこの「頑張る」って、周りから見てて全くわかりません。
本人の主観的な言葉です。
親も学校の先生も、子どもに「がんばって!」って言うんですが、本当に頑張っているのかどうかはわからないんです。

できるかどうかわからない、伝えるのも難しいようなことを、大人たちは子どもに指令するんです。
そしてなにかできたら、
「よく頑張ったね。」とか
「頑張りが足りなかったね。」とか、何の根拠もなく評価するんです。

これでは当の子どもの方も混乱しますよね。
周りからは見えないことなのに、判断されるわけですから。

こうやって、なにかあいまいなままで、「難しいことを前に、力を込めてやる」みたいなことを、一生懸命やらされます。
なので、できたかどうかわからないんです。
本当に頑張れたのか?頑張れなかったのか?

そして、混乱した子どもはどうするかと言うとですね。

頑張ったふりをするんです。
主観的なことなので、頑張っているかどうかわかりませんし、そもそもどうやったら頑張っていることになるのか誰にもわかりませんね。
そして相手にはそれらしく見えなければいけません。
もう、苦肉の策を使うしかないんです。

でもこの「頑張ったふり」っていうウソが、あなたとエゴを親密にします。
エゴとあなただけの秘密ですから。
共依存は結びつく一方です。

そして現実世界はというと、「頑張ったふり」が通用することはありません。
頑張ろうと頑張るまいと、やらなきゃいけないことができないといけません。
どんなに頑張って「頑張ったふり」しても、認められることはありません。

これが、エゴの策に溺れてしまうと上手くいかなくなる構造です。

エゴと頑張ったのに…うつ

頑張ったのに認めてもらえないと、頑張ったふりした意味はありません。
なので、自分から自慢して嫌われたり、人の目ばかり気にするようになってしまいます。
人の目を気にしたって、実際にやることをやらないと誰も認めてくれません。

でもエゴと一体になってしまったあなたには、どうしていいかわかりません。
エゴの言うとおりしかやり方を知りませんし。

エゴって何?シリーズでお伝えしてきたように、エゴって、計算できません。
エゴには体がありませんから、実体験に基づく思考ができません。
それでは現実に基づくシュミレーションができません。
なのでエゴからはどうしても、想像しただけの机上の空論しか出てこないんです。

エゴの妄想でできた映画に気をとられてばかりいると、現実世界からは確実に離れていくことになります。
あなたは現実世界から離れ、エゴとの共依存の中で、独自の理論で生きていくことになります。
周りの人が何を言っているのかわかりません。
独自の妄想で解釈するだけです。

現実世界から離れていった人は、周りの人から見て、
人の目ばかり気にして結局何もしていなかったり、
褒められたはずなのに、反論したり怒り出したり、
他人の仕事ぶりを批判ばかりして、自分の仕事がおろそかになったり、
あまり何もしないのに、プライドだけ高くて扱いづらかったり、
文句や苦労話ばかりなので、話してて面白くなかったり、

っていう人間になっていきます。

どの症状でも、病的になるとうつになります。
(パーソナリティー障がいなどと診断される場合もありますね。)

どう転んでも、健康な精神状態ではありませんから、その前にどうにかしたいですね。
エゴとの関係を見直すときです。
いい大人になってまで、エゴの言いなりでいるのは危険です。

こんな変なサイトに出会ってしまったのも何かの縁です。
ちょっと考え直してみてくださいね。

今日も長い長いお話を最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
次回は、エゴが自然の流れに逆らうので、あなたを巻き込んで苦しむっていう話をしようと思います。

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